元気な闘病記: 2009年2月アーカイブ

　私がこの病気になった時、3人の方のブログを見つけて何度も読み返しました。　

その中のひとりにカン太さんという方がいました。その方のブログでは右足が原発

部位で肺に転移していてその後脳に転移してしまったところまで更新されていてそ

の後ブログは一度も更新されていませんでした。

http://nanbunikusyu.blog84.fc2.com/

たまにそのブログを読みに行くのですが、いつも更新されていないのでとても心配

していました。

　先日、同じ病気の方からメールを頂きました。内容を読んでいるとカン太さんと

重なる部分があったのでもしかしたらカン太さんではないですかとお尋ねしたら御

本人であることを教えて頂きました。

　とてもびっくりするとともに、すごく安心してしまいました。心配されていた方もい

ると思いますので、カン太さんのその後をお知らせします。

　ひょんなことからログインＩＤを忘れてしまい、更新したくてもできなくなってしまっ

たそうです。　昨年の夏に脳に転移をした腫瘍をガンマナイフ治療され、年末に左

足股関節転移の手術をされました。今はリハビリをしているそうですが、もうすぐ

職場にも復帰できるそうです。

　とても辛く大変な闘病生活だったと思いますが、それを乗り越えて職場復帰でき

ることはとてもすばらしいことだと思います。きっとカン太さんはとても強い精神力

もっておられる方ではないかなと思います。これからもあせらず、無理をせずに過

ごして頂ければと思います。

　ともハハさんコメントありがとうございます。

　花粉症は辛いでね。爪の件ありがとうございます。確か別の方のブログでも抗

がん剤の後の爪の話しが書いてあったのを読んだことがあります。でもこのくらい

は仕方ないですね。これからは色々な副作用も覚悟しなければいけないと思って

います。

　先日、中学二年の子供に英語の勉強を教えていると突然くしゃみが止まらなくら

りました。これが、今年の花粉症の始まりでした。

　翌日から目はかゆいし、くしゃみが止まらなくなるしとても辛くなってしまいまし

た。特に子供の近くに行くと必ずくりしゃみと鼻水が止まらなくなります。

　かかりつけの医者に行って処方箋を書いてもらい調剤薬局で薬をもらおうとする

と、がんセンターでもらっている咳を止める薬と一部効果がかさなるので、がんセ

ンターに問い合わせしないと薬が出せないと言われました。今は咳の薬は飲んで

いないと話したのですが、理解してもらえず困りました。

　ようやく出して貰えたので助かったのですが、薬は知らないと怖いですね。かか

りつけの医者と同じ調剤薬局で薬をもらう事をお勧めします。

　数日前から爪が3本も割れてしまいました。これって抗がん剤の副作用なのでし

ょうか ? 痛くて困っています。

　今週の月曜日に退院後初めて病院に行ってきました。今回もＣＴをとり、10月ご

ろに撮ったものと比較しました。ほとんど大きさに変化がなく、先生も抗がん剤の

効果はなかったものと最終判断しました。

　もともと最初から効果がないとわかっていたので、特別驚きもないのですが、治

験に参加するにあたり大きな問題がひとつ残ってしまいました。それは、肺の腫

瘍が大きく成長していないことです。

　成長していないのは、自分にとってとても良いことなのですが治験に参加するに

は大きな障害になりそうです。これから数ヶ月転移した肺の腫瘍の大きさを観察し

ていくことになります。

　数ヶ月後に肺の腫瘍が大きくなっていれば、治験への参加資格をほぼクリアで

きます。大きくなっていなければ治験には参加できないので別の治療を考えなけ

ればいれなくなります。どっちがいいのかとても複雑な心境ですが、深く考えない

で生活したいと思います。

　　退院してから、古いビデオの整理をはじめました。昔とったビデオをパソコン

に取り込みＤＶＤとBlu-rayに変換して取っておこうと思います。今、高校2年になる

息子の幼稚園ごろの運動会の時に撮影したものや父の元気な時の映像を見てと

ても懐かしく思いながらゆっくりやっています。

　これもきっと自分しかできないことのひとつです。

　元気な内に、後何をやらなければいけないのかな？

　今週から元気に仕事をはじめました。

　入院治療中色々と心配してくださった方、何度も何度も病院にお見舞いに来てく

ださった方本当にありがとうございました。