5月の連休の前半はとても楽しく自分の時間をさらに自由に使い楽しんでいまし
た。何か気持ちが悪くてだるいなと思ったのが5月4日の午前中で木の根っ子を引
き抜いている時でした。なかなか抜けずにてこずっていたのですが、何度も何度も
休みながら少しずつやっていました。
なんとか終わって、午後にアンテナでも調整しようかと思っているととても気持ち
が悪くなり家に直行してベッドで横になっていました。夜になると熱がでてきて、肺
のあたりに痛みを感じ始めました。咳き込みながらも薬で落ち着くだろうと様子を
みていたのですが、今度は肺の裏側、背中と背骨の間に激痛が走りました。
これからが大変でした。その激痛が激しさを増し、寝返りを打てないどころか、
咳きをしただけで激痛が背中を走ります。立って右足に力を入れたとたん、痛み
でへなへなになってしまい、トイレにも行く事ができなくなってしまいました。食事も
できない、熱は上がる、背中の痛みは増す一方でした。これはもう医者に行かな
いとだめだなと覚悟をきめたのですが、今日は5月5日の子供の日です。
どの病院に行くか妻と相談したのですがこの状態では東京のがんセンターはと
ても無理。近くの休日診療のできる病院に行くにも、肺の痛みもあり激痛が肺の
周辺であることを考えるとがん大きく影響していることは間違いなさそうでした。そ
こで、県立のがんセンターに電話する事で決まりました。この間も私は痛みと咳き
とでほとんど話しもできませんでした。
この時とても役にたったのが病状、薬、緊急連絡先、担当医、過去の手術入院
歴などをまとめたシートでした。私は何時、何処で自分が話しができなくてもそれ
医者に見せればすべて分かるようにシートを常にバッグに入れてあります。今回
は妻も家にいたので説明は十分できたのですが、おばあちゃんや子供だけでもき
ちんと伝わるように書いてあればより良いのかもしれません。自分だけでなく家族
が持っている事も必要なのかもしれません。