あと1週間で今年も終わりですね。毎年この時期は慌ただしい毎日であっという
間に時間が過ぎ去っていくのですが、今年はちょっと違うみたいです。色々な事
を考える余裕があります。
余裕があるのはとても有難いのですが、困った事もあります。私の様に病気を
もっていると時間に余裕ができるとすぐに病気の事を考えてしまいます。先日も
ぼ~としながらネットを見ていると突然病気の事が気になりだしてしまい、肺の治
療法を探し始めてしまいました。
新しい治験や治療法なんてそう簡単にできるはずもなく、もう何度も見たホーム
ページをただ読み返していました。以前考えたラジオ波や凍結療法、免疫療法、
重粒子線治療の効果を調べ直したりしてみても最後はむなしさだけが残ります。
今は肺への放射線治療や切除はができるので一般の人はなぜやらないのか
と疑問をもつ人もいると思いますが、胞巣状軟部肉腫は肺への転移腫は1つで
はなく両肺、広範囲にわたり大小無数に点在します。その為一番大きいものに
放射線治療をして効果があったとしても数ヵ月後にはまた別の小さな腫瘍が大き
くなったり、何もなかったところに新たに腫瘍が発生したりします。治療による肺
へのダメージや体力の低下と腫瘍の成長を常に天秤にかけて治療を考えていか
なければならないのです。
先日も祖母に、肺の治療は何とかできないのと言われて考えてしまいました。
本当にこのまま何もしないで次の治験が始まるのを待っているだけでいいのか
な?今週の月曜日にCTを撮ったのですが肺の腫瘍は非常にゆっくりですが確
実に大きくなっていました。今まで2センチ台のものが3センチ台に成長していま
した。何をするにしても強い症状がでる前で体が自由に動けるうちでないとという
ことも解っているのですが・・・。
今の私の治療方針は、肺に強い症状がでない限り何もしないで新しい治験を
待ち続けること。そして肺に症状がでた時は、悪戯をしている腫瘍に対して重粒
子線等の治療ができないかを考える事です。
でも常に迷っているので来年は別の選択をするかもしれません。