治験よありがとう

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 先日病院に行ってきました。血液検査、尿検査、レントゲン、造影剤のCT、そし

て骨シンチとほとんどすべての検査を一日でやってきました。そして最後に診察で

す。骨の進行は私の想像よりも進んでいて転移した腫瘍の大きさは5x3x4cm

なっていました。

 

 肩の腫瘍は全て取ったと思っていたのでちょっとうかつでした。でもきっと2年前

に細胞レベルの転移であったとしても誰も見つけることはできなかったのだろうと

思っています。その後は私は肺の治療の事ばかりを考えていたので肩の痛みが

あるまでまったく気にしていませんでした。1度でもMRを取っておけばと今更なが

ら思いますが、治験中はたとえ見つかっても手術はできなかったのでそう大きな

差はないと思っています。 

 

 前回の手術と近い場所をもう一度手術をしないといけないのはちょっと辛いです

が治験で多少よくなるという希望をもって過ごせたこの2年間は私にとってとても

有意義な時間だったと思っています。結果的には治験で効果はありませんでした

が腫瘍が見つかって死の恐怖の中にいた私の心を救ってくれたのが治験でし

た。手術をしてまた新しい治験がはじまるのを待ちたいと思います。

 

 今回の手術では肩甲骨をすべて取らないといけないようです。前回鎖骨を半分

ぐらい切除しているので腕を支える骨がなくなってしまって左腕がぶらぶらになっ

てしまうので先生も困っていました。人工骨とかあると思っていたのですが先生か

らはあまり良い返事がもらえませんでした。そのうち先生が独り言の様に「どこか

ほかの骨をもってくるかなぁ~、でもうまくくっつくかなぁ~」とつぶやいていました。

私は帰りの電車の中でどこの骨をもってくるのか必死に考えていましたがどこの

骨でも恐怖です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このブログ記事について

このページは、プータが2010年4月11日 06:11に書いたブログ記事です。

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