今後の治療方針

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PET検診の結果が出る日です。ちょっと日にちが空いた為でしょうか、脳への転移が心配な為でしょうか、何か昨日からちょっと憂鬱な気分になっていました。

 ネットで調べたことをどこまで訊こうか?
素人の私が調べたことなど医学的にはばかげているのかな?
でも今回は命がかかっている。

 車で1時間ちょっと。前回と同じぐらいです。病院に着くと入院に備えて一つだけ確認しなければいけないことがあったので入退院の受付をさがして病院を右往左往とうろうろしていました。そんなに広いわけでもないのにどうしても見つからないのです。病院の人に訊いたら初診受付の横にありました。これじゃあ小さすぎてわからないよ~。

"入院中病室でノートパソコンを使用して大丈夫ですか?"
"大丈夫ですよ。でもインターネットはできませんよ"
よかった。これで、音楽も聴けるしDVDも見られるし日記も書ける。

 PET検査の結果は肺以外の転移はない。まずは脳へ転移していなかったことにほっとしました。ただし肺に7つ転移腫が見つかりました。前回1つと言われていたのですがレントゲンの所見なのでしょうがないのかな?

 その後、今後の治療の話しになりました。
肩の腫瘍は転移してしまっている以上とってもとらなくてもどちらでも大きな差ない。ただし、今痛いのであれば取ったほうがいいかな。取るのであればもうひとつもいっしょにとりましょう。
問題は肺です。抗がん剤はききません。
放射線治療も7つの腫瘍がまとまってなくて両方の肺にわたって点在しているので無理です。もし無理に治療したら肺が放射線でだめになってしまいます。
ガンマナイフのようなピンポイントの照射できないのか?
頭なら可能ですが肺は常に動いていて固定できないので無理です。
治験レベルの新薬はないのですか?
1000万人2人という患者しかいないので薬品メーカーは売れないから開発しない。
温熱療法をどうですか
この病院でも以前はやっていましたが効果が証明できないので現在はやっていない。
片方の肺全部に温熱療法はできないですか?
詳しく調べないとわからないが肺がだめになると思うよ。

 抗がん剤は効果がないと思われるがもし効いて小さくなったからといって寿命が延びたとは誰も証明できない。他の癌と違って症例が少なすぎて現段階ではそれが本当に良かったかは誰もわからない。もしかしたら何もしないほうが寿命が延びた可能性だってある。

 抗がん剤は副作用が非常にある。もし考えられる抗がん剤をいくつか使っても効果がなければ副作用による腎臓や他の機能への障害のほうが大きい。この病気の成長はきわめて遅いことはわかっている。今ある転移腫もいつできたかまったくわからない。1年前かもしれないし5年前かもしれない。もちろん人それぞれ違いますが。それならば肺の転移腫が広がるのにも時間がかかる。肺へ広がってもすぐに死んでしまうわけではない。肺への広がりのスピードを確認してからあるタイミングで抗がん剤を使用するのも一つの方法ではないか?もちろん、今抗がん剤の治療を使用して効果があって?小さくなったなら後で抗がん剤を使用しても同じになるだろう。
今、抗がん剤の治療をするか後で抗がん剤の治療をするかは自分で決めなさいとの事

 ちょっと失礼かもしれませんが、この先生面白いとおもいました。研究の為でなく患者を1分1秒でも長く生きていられること、正常な生活をいかに長くおくれるかを真剣に考えてくれているように思えました。

 絶対に肩は切除、肺は抗がん剤とすぐに言われると覚悟してきた。でも肺に少ししかない転移腫の為に(まあ今後の増殖をおさえる為もあるとは思いますが)なぜ抗がん剤を使用しなければならないのか今日まで自分で考えてきた部分でもあります。

 セカンドオピニオンの話しもして頂きましたが、今は先生を信頼していますのでその必要性はないと
思います。

 一週間自分でいろいろ考えたいと思っています。

 

 

 

 

このブログ記事について

このページは、プータが2007年11月27日 20:30に書いたブログ記事です。

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